PINFU

毎日書く訓練

ディオニソスの祭り(5)

2024/02/12
 いつもここに書いている日記は、手書きして、それを打ち込むのは面倒なので、音声入力を覚えて、iPhoneに声で入力して、誤字脱字改行など、まあその調整の面倒くささはあるんだけど、でも0から打ち込むよりはラクなので調整して、もともと手書きで書いた文章に似せて投稿している。
 今日は旗日で、その原稿も書いたんだけど、この前聞いた友だちの、もしかしたら不倫されている話、まだ自分の中で生焼けで、もしかしたら本人がコレを読むかもしれない、わからない、たぶん読まないんだけど、もしかしたら読むかもしれないと思って投稿することはやめることにした。
 それとはべつに、これはポメラという小さいパソコンみたいな、文章を書く以外にはほかにできない、だから集中できていい、ポメラに向かうときは文章を書くとき、っていう、キングジムという文房具屋さんから出ているメカを、わたしはおじいちゃんに、なんだかわからないけれどとにかく欲しいから買ってくれ、五万する、と頼み込んで買ってもらって、両親には怒られた記憶がない。
 小学生のときにお年玉は母親が持っていた。それがわたしはとても不満で、その当時発売された、NintendoDSやるドラクエのソフトが欲しくて、親に、
 ドラクエのソフト欲しいから、この前もらったお年玉ちょうだい
 と言ったら、ダメ、と言われて、そもそもこれは俺がお年玉としてもらったお金なのに、なんで親がその使い道に口出ししてくるのかわからなかった、何度も言っても同じことだったので、わたしは母親のカバンの中に入っていることはわかっていたからそれを抜いて、ドラクエを買った。
 その日のうちにバレて、その日は、わたしの人生の中でいちばん怒られた日かもしれない。晩ご飯の席でその話になって、父親はわたしに茶碗を投げた。殴られもした気がする。茶碗は当たらなかったが、わたしの後ろの壁に穴が空いて、それは翌日に父がパテかなにかで埋めたんだけど、未だにその穴はくっきり跡が残っていて、見るたびにその日のことを思いだす。
 なんでそんなに怒られたのかはわからない、たしかに親のカバンから金を盗むみたいに取ったは取ったけれど、わたしとしては、
 もともと俺がもらったお金で、親にはあずけてるだけじゃん
 あとにも先にも、親が物を投げてまで怒られるなんてことはコレがはじめてだった。