PINFU

毎日書く訓練

2023/11/09
 たまに日記は公開したくなるから公開したいときはポメラに書くんだけどだんだん手書きの日記に戻していきたいと思っていて手帳もこの前買った今わざと句読点つけずに書いているけれどかなり書きづらい『時間のかかる読書』でいや「時間」に書いてあったのかもしれないけれど「狂人の文章の特徴は改行も句読点もないことだ」ってたぶん「時間」に書いてあったみたいでわたしは「 」はつけているけれど狂人は「 」もつけずにそのまま書いているのかもしれない書いているんだろうと思う狂人だから改行も句読点もうたないのではなくて改行も句読点もうたないから狂人になるでもそれはわたしはまだ狂人になってないことに前提になっているけれど「狂人は自分を狂人とは思わない」とも書いてあってわたしはやっぱり狂人なのかもしれないでもほとんどの人は自分が狂った人だとは思っていないからたぶんみんな狂ってるそんな話じゃなくて通勤で車を運転しているときにふとなにかを思いついたりしてもハンドルを握っているので日記は書けないあとで書こうと思っても書くころには忘れている仕事のときにも自分としては日記的な意味でメモをつけている内容はこういう新しい場面に遭遇したで対処法はこうとかマニュアルはこうとかこういう場合もあるみたいだから注意みたいなそういうことが書いてあるノートなんだけどわたしとしては(いま思わず句点を打ってしまった)日記のつもりで書いていていっぱいのりで資料を貼ったりもしているから育ってきているちがうそんな話がしたいんじゃなくて思いつくことはいっぱいあるけどいちいち書けないって話でもうめんどくさくなってきたな逐一頭の中に流れる文章を活字化してくれたらあとで日記を書く手間も省けるしあったことぜんぶ日記に書くことができるのになあと考えたんだけどでもあとで書いて補正されたり編集されたりするからおもしろいんじゃないかみたいなことをわたしが言い出してそう考えると日記とは言え編集されているんだからそれは小説と変わらないし保坂和志が保坂ゼミで「日記を書くように書けたらいいんだよね」と言っていたのをそのとおりだな日記を書くように小説を書けたらいいなとさいきんちょっとできるようになってきたTwitterで保坂さんが「妻の大腿骨が骨折してしまったのでこんどの京都でのトークイベントは中止にします」というツイートのさいごに「取りいそぎ書いているのでおかしな文章ですみません」と書いていたがおかしな文章には読めなかった