PINFU

毎日書く訓練

2023/12/06

 自転車操業、日記は基本的には自転車操業なので、うん、べつにこのあとの言いたいことも思いつかない。
佐々木敦による保坂和志』、Ryotaさんは全部読んだときのうツイートしていた。わたしはまだ全部は読んでいない。なんとなくザーッと流し読みはぜんぶしたけれど、ちゃんと(こういうときの「ちゃんと」ってどれぐらいのことをしたら「ちゃんと」になるのかわからないけれど)読んではない。文字をおって読んではないってことで、『地鳴き、小鳥みたいな』について書いているところがすごくよくて、というか小説そのものがヤバいってこともあるんだけど、たしか読んだのはフリーターしているときだったと思う。図書館で借りて(本屋に売ってないから)バスの中で読んだ覚えがある。そのときは、勢いで書かれているみたいな文章で、めちゃくちゃで、それがすごくよくて、ぐらいにしか思っていなかったけれど、佐々木敦の指摘を読むと、たしかに意識的に書いているところもある(佐々木敦は「小島信夫的だ」ってことを言っていて、無意識に書いていても保坂和志小島信夫以後の作家だから、無意識だとしても意識的に書いているように見える、と書いてあった)んだろうなと考えると、あれを意識的にやっているってことがどーかしてるというか、
「そんなことしてたら狂ってしまいますよ」
 って書き方で、すげーな、あんまり『地鳴き、小鳥みたいな』については『未明の闘争』とか『カンバセイション・ピース』についてはいろんな人がいろんな話をしているけれど、『地鳴き~』についてはあんまり語られていないような気がして、フヅクエでは会話のない読書会の課題図書だったみたいだ、さすがだ、もっとこの激ヤバテクスト『地鳴き~』についてもっと考えたいな、もう絶版なのかな、都心の本屋に行けば売ってるかもしれない、でもこのところは都心にでる用事もないから、まあそのうち、岸波龍さんは来年佐々木敦について書く、と言っていたから、俺は、わたしは、『地鳴き~』について書こうかな、と考えたりしている。それは一興として、本に載せるのもいい。