PINFU

毎日書く訓練

2023/12/03

 きょうからまた毎日投稿することにする。
 とか言って、またそのうち書かなくなるような気もするけれど、とりあえず、きょうは今日のところで、今日のことだけ考えればいいんじゃないかな?
 山田太一が亡くなって、山田太一が言った言葉がTwitterに流れてきた。
「みんな成功者にしかインタビューしない。だから成功した言葉しかでてこない。失敗者にはだれも聞かないでしょ? だから頑張れば夢は叶うなんて幻想だと思う」
 同じようなことをわたしも考えていた。けっきょく世の中にある言葉ってみんな成功者の言葉だから、というか成功者にしか聞かないし、成功者しかインタビューを受ける機会はないし、成功者しか表に出てこない。それが不満というより、それがつまり山田太一の言う「だから頑張れば夢は叶うなんて幻想だと思う」ってことだったんだけど、やっぱりそうよね、もう考えている人はいるよね、って感じで、保坂和志を読んだときもそうだった。あっ、俺と同じようなこと考えている人がいるって思った。そのあと保坂和志を読んでいって教わることばっかりだけど、なんというか、同じ方向を向いている人が小説家にいた、でそれを実践している人がいた、ってことが嬉しかった。安心した。
 なんの話をしていたのかわからない、というか、たぶんなんの話もしていない。
 きょうは日曜日で、きのうは土曜日でなにもしなかった。なにもしないをした日、そんなべつに囲わなくていいんだけど、なんでまた毎日書こうと思ったのか。その理由はどうでもいいや。
 とにかく、あんまり気張りすぎるとまた三日坊主でおわるので、テキトーに。テキトーに。がんばると疲れる。ってか何かをしようとしている時点ですでに頑張っている方向に体が向いている。だからわざわざさらに頑張ろうとしなくていい。もうすでに頑張っている。それはあとになって「あのときは頑張っていたね」と振り返るような頑張りではなくて、すでに頑張っている。
 ずっときのうは寝ていた。きょうは、明日は仕事なので、このあとシャワーを浴びて、ビールを最後にもう一本飲んで、寝る。『佐々木敦による保坂和志(仮)』が機械書房さんから届いた。小説も書いてみている。来年の今ごろに本に出来たらいいな、と思っているが、たぶん順調に行って来年の今ごろなので、もっと遅くなる。イメージは二年後だね。だいたい「このぐらいで終わってくれたらいいな」と考える二倍時間がかかる。一時間で終わればいいなと思えば二時間、六時間で終わりそうと思えば十二時間。